2008年3月5日水曜日

イタリア語に慣れよう。導入編2.私はたかおです。

自分の名前を言う時は

Mi chiamo TAKAO 私の名前はたかおです。

となって、み・きあーも・たかお、と発音します。
この場合

Mi 私を
Chiamo (私が)呼ぶ

という意味で、

私は私をたかおと呼ぶ。

つまり

私の名前はたかおです。

ちょっとややこしいですね。
ここの動詞(呼ぶ)はChiamoですが、これは変化した形で原型は

Chiamare

という形をしています。
これが主語によって変形するのですが、主語は

私、貴方、彼、私たち、貴方たち、彼らたち

と6種類存在します。
これらの主語によってそれぞれ動詞が変化するわけです。

つまり主語を言わなくても、動詞の形を見れば主語がわかると言う寸法です。

私たちにとっては動詞の変化をそれぞれ全て覚えなければいけないので、
大変なのですが、実はこの動詞の変形はまだまだ奥が深いのです。

基本的に動詞は現在、過去、未来のという三種の時制があって、

主語6種類 × 時制3種類 = 18種類

と、一つの動詞に対してこれだけ沢山の変化形を覚えなければいけません。
しかし、これはごくごく基本的な形で、さらには、

現在形、完了形、進行形、命令形、接続形、条件形、など

といろいろ楽しい変化があり

18種類 × たくさん = すごくたくさん

たった一つの動詞が、恐ろしいほどに変化するのです!!

ちょっと頭が痛くなってきた貴方!
イタリア語はマイナー言語だしな、フランス語に変えようかなと思った貴方!
手足使って21以上の数は数えられない貴方!

ちょっと待ってください!

変化形はたくさん有っても、日常で使うのは半分以下です。
それに変化の規則を覚えてしまえば他に覚える文法は殆ど無いですし、
英語のようにそれぞれの状況ごとの言い回しをいちいち覚える必要もありません。

不規則が少ないというのは、規則だけ覚えてしまえばよいので実際は簡単なのです。

変化の法則は後で見ていきますが、この現在形の6種類と、過去形6種類を覚えてしまえばある程度の会話をすることが出来ます。

実際のイタリア人とのコミュニケーションは耳が慣れるまではこの現在形と過去形が殆どになると思うので、最初はこの二つをじっくりとマスターすることが目標です。

主語を覚えよう。

初めのうちは動詞の変化で主語を表すのは難しいと思います。
なので慣れるまでは積極的に主語をつけて行きたいと思います。

主語の種類は全部で6種類

Io   私 一人称単数

Tu   貴方 二人称単数

Lui/Lei   彼、彼女 三人称単数

Noi   私たち 一人称複数

Voi 貴方たち 二人称複数

Loro   彼らたち 三人称複数

コミュニケーションにおいて、主語はこの6種類で全て表現することが出来ます。
人称というのは、

話している人間が一人称

聞いている人間が二人称

その他の人間が三人称

で、それぞれ一人なのか複数なのかで分かれています。

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