2008年3月5日水曜日

イタリア語に慣れよう。導入編7.バールに行こう!

Andiamo
は動詞Andareの一人称複数で、私たちは行く、という意味です。

何処に行くのか?
Barに行くのは解るのですがその前に何かありますね?
これが前置詞の「a」です。

意味としては「~に向かって」「~に向けて」というニュアンスがあり、Andareを使う場合、目的の場所の前に必ず「a」がセットになって使われます。

Andare(動詞) + a(前置詞)  ~ = ~に行く

こんな構文が出来ました。

なんだか受験英語みたいになって来ましたね。
昔、前置詞をとる動詞、とらない動詞と苦労して覚えた記憶があります。

今では苦労したということは覚えていても、
何を一生懸命覚えていたのか思い出せないという体たらくです(笑)

でも安心してください。この構文覚える必要はありません。
なぜならイタリア語の場合、前置詞が要るのか要らないのかとてもハッキリしているからです。

それは動詞が自動詞なのか他動詞なのかで決まっていて、自動詞の場合のみ前置詞が必要になります。

自動詞 目的語が必要ない 前置詞をとる
他動詞 目的語が必要 前置詞をとらない

目的語というのは解りやすく言うと「~が」とか「~を」となる言葉です。

例えば
「Mangiare(食べる)」という動詞は他動詞でしょうか、自動詞でしょうか?

Io mangio la mele. 私は リンゴを 食べます。

「りんごを」となっているので他動詞です。

次に「Volere(欲しい)」、「Prendere(とる)」ではどうでしょうか?

Io vorrei i soldi. 私は お金が 欲しいです。

Io prendo un dolce. 私は デザートを もらいます。

これも、「お金が」、「デザートを」、は全て目的語なので
これらの動詞は全て他動詞ということになります。

では改めて「Andare(行く)」を見てみましょう。

(Noi)Andiamo a bar! バールに行きましょう。

先ほどの「~が」「~を」を適用して見ましょう。
バールが、バールを、
とすると、文が変ですよね?
つまりバールは目的語ではないのです。

なので「行く」という動詞は自動詞なのです。
だから前置詞が必要。

自動詞は前置詞が必要


解りましたか?

自動詞と他動詞の違いはとても重要なのでしっかり覚えておいてくださいね。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

自動詞と他動詞の差が良く解りました。
今後の勉強にとても役立ちそうです。
本当にありがとうございます!