イタリアの町は外国からの出稼ぎ者が最近特におおく、
観光大国でもあるのでイタリア語以外の言葉を聴くこともしょっちゅうです。
町を歩いていて、「ニイハオ」と話しかけられることもあるでしょう。
そんな時、
貴方は何処出身なの?
というのは大事なことです。
(Io) Sono Giapponese. 私は日本人です。
そーの・じゃっぽねーぜ、
と発音します。英語のI’m japaneseと殆ど同じ形をしていますね。
ただ、イタリア語は動詞の変化で主語を表すのでI AMとなるところがSONO一つで足りるわけです。
- (Io) Sono giapponese. 私は日本人です。
- (Tu) Sei giapponese. 貴方は日本人です。
- (Lui/Lei) E’ giapponese. 彼は日本人です。
- (Noi) Siamo giapponesi. 私たちは日本人です。
- (Voi) Siete giapponesi. 貴方たちは日本人です。
- (Loro) Sono giapponesi. 彼らたちは日本人です。
この「私は」の「は」に当たる助動詞がSonoで原型は
Essere
という形をしています。
このEssere、英語のBe動詞と一緒で非常に大切なので覚えておいてください。
動詞は後で詳しく見ていくとして、後ろの部分も見て見ましょう。
日本人ですとありますが、語尾が-eseと-esiの二つ有りますね。
この違いは何なのでしょうか?
日本語の訳を良く見てみると、
~は日本人です。 ~たちは日本人です。
この場合、対象が単数の場合と複数の場合で変わっているわけです。
少しまとめてみましょうか。
- 動詞は6種の主語によって変化する
- 語尾が-oなら男性、-aなら女性
- 語尾が-eseなら単数、-esiなら複数
イタリア語は言葉の語尾を少し変化させることにより、性別や、数、他にも大きさや、良し悪しを表現することが出来ます。
たとえば、女性が妊娠した場合、
Aspetta bambino. (Aspetta=待つ、bambino=子供)
といいますが、ここがもしbambinaとあれば赤ん坊は女の子と言うことになります。
ここで子供がもし双子だった場合はどうなるでしょうか?
語尾が-esiで複数としたいところですが、Bambinoの語尾は-esi
で終っていないですね。
名詞Bambinoの男性形、女性形を詳しく見て見ましょう。
Bambino 語尾-o 男性形単数 男の子
Bambina 語尾-a 女性形単数 女の子
語尾が-oで終るか、-aで終るかで区別します。
またさらに単数、複数でも区別があり、
Bambini 語尾-i 男性形複数 複数の男の子
Bambine 語尾-e 女性形複数 複数の女の子
語尾が-iで終るか、-eで終るかで区別します。
なので
Aspetta bambine!
と言われたら、女の子の赤ん坊が二人以上と言うことになりますね。
ちなみに男女の双子だった場合、男性形をとってBambiniとなります。
バンビーノで思い出しましたが、某イタリア料理漫画で厨房の人間が
「プレンデレ!プレンデレ!」
と叫んでいる場面がありますね?
Prendere (取る)
という意味ですが、実際はPrendereと原型のまま使われることは在りません。
実際自分も昔、「オルディナレ!:Ordinare(注文する、整理する)」と叫んでいました。
日本には随分とイタリア料理が普及しましたが、まだまだ言語としては難しいですね。
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